注文住宅を建てることを決め、事前準備が終わったら土地の取得手続きに入ります。事前準備の段階で注文住宅を建てたいエリアと予算はほぼかたまっているはずなので、それにしたがって土地探しをすすめていきます。土地を見つける方法には、住宅関連の情報が掲載されているWebサイトを利用する方法、希望のエリアに足を運んで売地を見つける方法、不動産会社やハウスメーカーなどの注文住宅を手掛ける企業に依頼して一緒に探してもらう方法などがあります。土地を購入するかどうかを決める際には、法令上の制限を調べて把握することと、現地へ足を運んで自分の目で物件を確かめることが重要です。
法令上の制限については、不動産会社やハウスメーカーに依頼すると教えてくれることがありますが、自分自身でも調べて確認しましょう。現地での確認については、仕事などで忙しいとスケジュールの確保が大変でしょうが、実際に土地を見てはじめて判明することもたくさんあるので、省略せずに必ず行いましょう。購入する土地を決めたら売主との交渉に入り、合意が得られたら売買契約を締結します。正式な土地引き渡しのタイミングは住宅ローンの組み方によって異なっており、土地の分と建物の分を別々にしている場合は土地の代金決済の際に引き渡しを行いますが、一体で融資を受ける場合は建物の建築確認が完了し、住宅ローンの本審査を通過した後に行うのが一般的となっています。
ローンが正式に実行されていない段階で発生している費用の支払いは、現金払いが必須となっているものを除いてつなぎ融資などの仕組みを利用して対応するケースが多いです。