近年の日本社会は、異次元の金融緩和で長期間低金利の状態が続いています。そのため住宅ローンの金利も低水準となっているため、金利が上昇しないうちに、マイホームを購入しようと検討されている方もおられるでしょう。ところで、マイホームを購入するといっても、不動産会社等が建築した新築戸建てを購入する建売住宅の購入と、自分で工務店を探してきて、新築住宅を建てるいわゆる注文住宅の二種類があります。ここでは、注文住宅のメリットとデメリットについて解説します。
まずメリットは、設計や間取りが自由に決めることが出来るという点です。この方法では、間取りから内装・設備にいたるまで、全て施主が工務店等の担当者と打ち合わせによって決定していきます。そのため自分の感性に応じた独自の家づくりが出来るのです。この点、既に建設されているため間取り変更等が出来ない分譲住宅にはこのようなメリットはありません。
次に、建設途中の段階を見ることが出来るのも魅力の一つです。基礎工事から始まり棟上げと続いていく、家づくりの過程を見ることが出来ますので、家を建築しているという実感が得られるでしょう。注文住宅には、上記のメリットがある反面、デメリットも当然あります。まずは費用が高くなるという点です。
分譲住宅の場合、一括発注等をしてコストを抑えていますが、注文住宅は施主の意向に応じて建築しますので、コストを抑えることが出来ません。また建てる土地を確保していない場合は、土地購入から始めないといけません。このため建築費用は割高となります。